Photoshop techniques
ここでは「Photoshop」通称「フォトショ」の抑えておきたい便利技を紹介します。
DIYDCに超便利なフォトショですが、あまりに機能が多すぎて全てを把握している方はプロでも数人しかいないでしょう。
もしかすると一人もいないかもしれません。
理由はアップデートし続けられているからです。
当初は写真編集ソフトとしてAdobe社が開発したフォトショですが、今では写真編集以外にもお店のポスターやPOP作成。
HPのデザイン作成。
イラストや漫画、動画作成。
言い出したらきりがないぐらいビジュアル関係のものは何でも作れます。
ですので、プロのクリエイターさんも自分の仕事に必要な知識しか基本的には把握していないでしょう。
そんなフォトショなので、便利な技も数えきれないほどあり、プラグインも利用すれば便利機能は無限に広がります。
全部はお話できないですし、私自身も把握しきれないのですが・・・
そんな中で今回私が紹介する技は「合成」です。
写真や動画の合成方法は個人個人で多種多様な方法があると思いますが、今回紹介するのは単純にフォトショに組み込まれている「レイヤーの合成」ですね。
下のイラストに注目してください。
このイラスト。
私がPixivに投稿したイラストなのですが・・・
大人のデザインは、まあ、あの・・・
作りたかったので・・・
それはさておき、こちら。
7~8割ぐらいは流行りのAI生成です。
DIYDC・・・
自分でモノづくりとはいえ楽はしたいですよね。
で、この看護師さんのもっている注射器ですが、コレ。
フォトショで1分で作ってます。
AIさんが処理を行う時間と同じ速さですね。
制作方法は至って簡単。
フォトショのレイヤー表示。
デフォルトで「通常」が選択されているのですが、コレを別の合成方法に変更します。
「通常」=レイヤーを合成しないという理解でいいでしょう。
他を選択すると色んなスタイルの合成ができます。
まずは注射器の実写画像を用意します。
※著作権に問題ない画像をネットから拾ってきました。
techniques
皆ご存知。
切り抜きツールのワンクリックで注射器以外の画像。
白い部分を消して透過させます。
ここまでで10秒ですね。
このレイヤーを複製して「イメージ」→「色調補正」→「階調の反転」を選択します。
カラーの白黒等が全部反転します。
ここまでで20秒です。
続いて「フィルター」→「フィルターギャラリー」→「塗料」の順で選択し写真を塗料調に変換します。
ブラシサイズとシャープで適当に。
この辺りは目視ですが、ここまでで30秒ってとこですね。
続いて「フィルター」→「フィルターギャラリー」→「塗料」の順で選択し写真を塗料調に変換します。
ブラシサイズとシャープで適当に。
この辺りは目視ですが、ここまでで30秒ってとこですね。
最後に「通常」を「ソフトライト」に切り替えて終わりです。
なんとなくAIさんのタッチと同じような線画になりましたね。
ここまでで40秒。
なんとなく線をもう少し太くしたかったのでレイヤー1のコピーをもう一枚複製して更に上塗り。
色が濃くなりすぎたのでレイヤー1のコピー2の不透明度を60%ぐらいにして・・・
3つのレイヤーを選択した状態でレイヤーを結合でイラストテイストの注射器のPNG画像(背景が透過した画像)の完成です。
丁度1分でDIYDC完了ですね♪
まあ、この速度は慣れと独自のショートカットキーを使用しているからなのですが、覚えると楽です。
フォトショはエクセルなどと一緒で自分用のアクションを記録できます。
エクセルのマクロですね。
レイヤーの複製と結合は一番よく使うのでショートカットキーを割り振っておくことをお勧めします。
合成の種類は「ディザ合成」「消去」「比較(暗)」「乗算」・・・
と多数あるのですが、Adobeさんの公式サイト説明「描画モード」を読んでも
デス。
だってさ画像処理を文章で説明されてもさ~
こればかりは試して慣れた方がいいです。
個人的によく使うのは「スクリーン」「オーバーレイ」。
動画の合成に便利なんですよね。
「ビビッドライト」と「ハードミックス」は正直パルプンテみたいな感じです。
AI生成以上にやってみないと何ができるか分かりません。
試しに先ほどの注射器を「ハードミックス」で合成したらこんな感じになりました。
象形文字みたい。
そして少し見ているだけで目がチカチカしてきました。
健康上良くないイラストですが、ストリートTシャツとかにプリントしたらインパクトが強そうです。
以上が簡単なフォトショの画像合成テクニックでした。
上手く使うと身近な写真が漫画テイストの線画やインパクト絶大のイラストに大変身しますので、楽しみながらDIYDCのテクニックとして使ってみてください。
時にはAI生成以上の驚きがありますしね。